天理教国際たすけあいネット通信第78号発行

12月 15th, 2023

久方ぶりに、天理教国際たすけあいネット通信を発行させて頂くことが出来ました。また、これから教内の国際協力活動の関係者の方々と、情報交換させて頂ければと思っております。

以下のリンクからご覧ください。

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トルコ・シリア大地震緊急支援

2月 27th, 2023

2月6日にトルコ南部で発生した大地震による死者数は、隣国シリアと合わせ5万人に上り、倒壊した建物、倒壊のおそれがある建物は約17万棟となり、甚大な被害をもたらした。

こうした事態を受け、国際たすけあいネットでは、被災者の救済活動、被災地の復興支援を目的とし、2月15日、緊急支援を行うことを決定し、同日国際たすけあいネット基金より300万円の寄付を行った。寄付金の委託先には現地状況を鑑み、日本赤十字社を選定した。

トンガ王国 災害支援募金にたすけあいネット基金から寄託

4月 26th, 2022

このほど、天理大学などから駐日トンガ王国大使館へ、災害支援金が送られた。

去る1月15日に起きた、トンガ沖の海底火山の噴火による津波被害に対する復興支援にと、天理大学に募金の窓口が2月2日から3月15日まで設けられた。天理教国際たすけあいネットは、2月21日に、当募金窓口へ基金の一部、100万円を寄託した。

その後、3月24日には、天理大学に駐日トンガ王国大使が来訪され、災害支援金の贈呈式が行われた。

ドイツ西部洪水被災者救援

12月 1st, 2021

ドイツ西部において、7月13日頃から雨が強まり、大雨が降り続いた結果、14~15日にかけて洪水が発生。今回の大規模洪水は400年に一度の大雨と言われ、多くの死傷者、行方不明者を出した。また、インフラの損害も大きく、数多くの家屋が倒壊しただけでなく、鉄道、道路、通信設備を土砂が押し流した。

国際たすけあいネットでは、この洪水の被災者の救済活動支援を目的とし、9月1日にドイツ・アールバイラー市にある精神障碍者のための「命の救済の家」を運営する「社団法人 命を救う会」に3500€の寄付を行った。

今回の寄付にあたり、フランスのヨーロッパ出張所、ドイツ・ケルン市にあるケルン布教所(河原町)と連携をとり、上記寄付先を選定、今回の寄付に至った。

インドネシア・スラウェシ島被災地支援報告

5月 27th, 2019

天理教インドネシア出張所長 上須元喜

 2018年9月28日、午後六時二分、インドネシア・スラウェシ島にてM7.5の地震が発生。人口33万人の州都パル市はこの地震によって建物倒壊などの被害を受けました。さらに、その30分後、最大3メートルもの津波が押し寄せ海岸沿いはほぼ全て破壊されました。また、地震・津波の被害を受けただけでなく『液状化現象』でも大打撃を受けました。世界的にも非常に稀な災害で、現代の科学力でもその災害構造は解明することができないそうです。

この震災被災者に対し、当初は、たすけあいネットから拠出された義援金を天理インドネシア福祉財団を通して現地新聞社か赤十字へ委託する予定でした。しかし、委託するにしても、出張所長として被災地を訪問したことがないのはよくないのではないかと思い、単独でパル市を視察することにしました。一日という限られた時間でしたがパル市の被害規模の確認、また数名の現地の方とも知り合うことができました。しかし、震災から時間が経ち過ぎていたことやその他の事情により義援金の委託がすべての機関で終結してしまっていることが分かり、直接被災地で支援先を見つけ出さなければならなくなったのです。インターネットで支援先を調べましたが、信頼できる機関を探すのは難しく、最終的に視察時に知り合った方に連絡を取ることにしました。その方は、パル市で私が初めて話した方で、連絡を取ると私たちの思いを理解し協力してくれることになりました。さらに『バラロア地区住宅液状化被災者団体』を紹介して下さり、様々な根回しをしてくれることになったのです。後でわかったのですが、その方は現地の名士でかなりの人脈をもっていた方でした。刑務所から数百人が脱獄した事件による治安悪化や様々な風評が飛び交うパルの街で、そのような方とつながれたのは一番の御守護だったのかもしれません。団体と連絡を取り合い、偽りのない互いにたすけ合う団体であることが分かりましたので、天理インドネシア福祉財団は、たすけあいネットの義援金をもとに液状化被害を受けたバラロア地区を支援すべく準備を進めました。

液状化現象による被害と聞くと、地震が起きた際にアスファルトの中の水が亀裂から吹き出すという東日本大震災時の現象を思い出されるかもしれません。しかし、バラロア地区の液状化被害はそれとは次元が全く異なるものでした。この地区は、海岸から5キロほどの場所で津波の被害は全く受けていません。しかし、地震が起きた数秒後に地中の水が上昇し地表が泥と化し、地面がミキサーのようにかき回され、たくさんの家や人を全て飲み込みました。そして、その「陸の津波」は300メートルほどずれて移動し5メートル程盛り上がってやがて固まったそうです。その液状化は数カ所の地域で発生し、バラロア地区ではそれによって約500人が犠牲となり、地域全体の8割を超える建物が全壊しました。

支援先となったバラロア地区を実際に訪れてみてただただ言葉を失いました。その理解不能な自然の脅威に恐怖を感じました。政府もこのような場所には全く手をつけられず、支援を後回しにしている状態でした。政府や外部からの支援を待つだけでは何も始まらないという思いから、被災住民が自分たちの未来や権利を守るために立ち上げたのがこの団体でした。そこでは被災者が点在した避難テントでの仮住まいを余儀なくされていました。

2月13日から14日にかけて、被災者団体の代表者と面談し、支援物資の内容とその準備方法の相談を進めるべく再度現地に赴きました。同団体の代表はまず謝辞を述べられ「パルは中央政府からの支援がすでに終了しており、忘れ去れてしまった。被災者は毎日の生活こそが大変なので、支援は全世帯に配れるもの。それはどんな小さなものでも構わない」という要望を話されました。この代表本人も住居は液状化現象によって流され、孫や親戚など20名ほども亡くされていました。しかし、そのような状況下であるにもかかわらず同団体のために尽力されていました。相談を進める中で具体的な支援物資は、バケツ、水桶、米、油、コーヒー、紅茶、砂糖となり、1,240の全世帯に支給することになりました。食料などは市場などで仕入れることができましたが、1,000以上のバケツについてはパル市に在庫がなく、ジャワ島から2週間かけて運び込まれることになりました。(これらは、セレモニーの前日に到着しました。)また、丸一日かけて被害者団体の人たちが協力してバケツに食料を入れる作業にあたって下さいました。

3月2日から3日にかけて、天理インドネシア福祉財団トフィック理事長及びその家族、そしてインドネシア出張所長夫妻として私と妻の計5名は、現地視察及びセレモニーに出席するため州都パル市に入りました。2日、午後二時、大勢の人で埋め尽くされた被災者団体事務局テントへ到着。私たちを大いに歓迎してくれました。セレモニーで被災者団体代表は、天理財団の支援に対して感謝の意を述べられました。一方、天理財団理事長は、被災され家族を失った方々へ哀悼の意を表すとともに「大切なのは人のつながり、人類は兄弟としてたすけあっていくことが大切である」と述べました。ほんの小さな人と人とのつながりからこのような直接支援へと至ることができたことに大きな御守護を感じた瞬間でした。その後、名前を呼ばれた被災者は順に前に出て物資を手にしていました。ごった返す事務局内ではありましたが、陽気な雰囲気の中、配給作業は進められていきました。

この度の支援は、諸事情により地震発生直後の緊急支援という形をとることはできませんでした。もちろん、迅速な支援は大事です。しかし、数ヶ月と時間が経ったあとでも出来る支援もあるのだと勉強させていただきました。また、ジャカルタから2,000キロ離れた地域であるにもかかわらず、現地との連絡は円滑に進み、支援物資も全て整いました。たすけあいネット義援金を形にして直接届けられたことが嬉しく、親神様の御守護を感じずにはいられませんでした。世帯ごとに支給された物資は微々たるものでしたが、被災者の方々の笑顔が一番の喜びとなりました。

 

 

2019年国際支援たすけあいマーケット開催告知

2月 18th, 2019

毎年恒例となっております、
天理教海外部国際たすけあいネット主催の国際支援を目的とした
チャリティーマーケットを開催させていただきます。

月日:2019年4月7日(日曜日)
時間:11:00~14:00
場所:天理教海外部

本年は通常の屋台に加え、チャリティー屋台として
ネパールカレー、豚そぼろ丼も用意しております。

バザーコーナー用物品募集!
バザーにて販売する品物を募集しております。
募集期間:2017 年2 月~3 月末

受け入れ物品
日用品/ベビー用品/文房具/ 3 段ボックス/衣装ケース/運動系部活動用品(新品もしくは新品同様のもの)

取り扱わないもの
家具/電化製品/衣料品/古本/骨董品(置物)/ゴルフ等スポーツ用品(部活動用品以外)布団/記念品/
1kg 以上の陶器・ガラス製品/その他処分に費用のかかるもの

※物品を提供してくださる方は事前に下記にご連絡ください

お問い合わせ先: 0743-63-2431 国際たすけあいネット事務局

国際支援たすけあいマーケット開催

6月 14th, 2017

4月9日、「国際支援たすけあいマーケット」が開催され、多くの方に来場頂きました。
1997年以降、「国際支援バザー」として毎年行われたきた恒例行事でしたが、昨年の見直し期間を経てあらたに「国際支援たすけあいマーケット」としてリニューアルされました。

当日はあいにくの空模様。それにも関わらず、532人もの方にご来場いただき、大盛況のうちに終了しました。
マーケット収益は476,458円でした。ご協力頂いた教内外の皆さま、ご来場頂いた全ての方々にお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。

国際支援マーケット開催します!

1月 20th, 2017

国際支援マーケットを開催いたします。

月日:2017年4月9日
時間 11:00~14:00
場所 天理教海外部

2月より、バザーに出す品物を募集します。

以下の品物の取り扱いを行います。
日用品/ベビー用品/文房具/ 3 段ボックス/衣装ケース/運動系部活動用品(新品もしくは新品同様のもの)

取り扱わないもの
家具/電化製品/衣料品/古本/骨董品(置物)/ゴルフ等スポーツ用品(部活動用品以外)布団/記念品/
1kg 以上の陶器・ガラス製品/その他処分に費用のかかるもの

※物品を提供してくださる方は事前に下記にご連絡ください

募集期間:2017 年2 月~3 月末

お問い合わせ先: 0743-63-2431 国際たすけあいネット事務局

ネパールで現地教友による「おたすけ隊推進委員会」発足

5月 25th, 2015

ネパールで発生した大地震に関して、カトマンズにあるネパール連絡所では、現地の教友から成る「おたすけ隊推進委員会」が発足。地震発生以来、米や豆、防水シートなどの物資を調達し、同連絡所近辺をはじめ、支援の行き届かない農村へ届けるなど、救援活動を行っている。この活動を支援するため「たすけあいネット基金」より、義援金を拠出する予定。

たすけあいネット基金よりAMDAへ義援金

5月 25th, 2015

4月25日にネパールで発生した大地震に関して、たすけあいネット基金から岡山県に本部を置く特定非営利活動法人AMDAに5月7日、永尾比奈夫代表と尾上貴行事務局長が本部に出向き、義援金300万円を寄託した。

たすけあいネットでは、世界各地で相次ぐ自然災害へたすけの手を差し伸べる上から、「たすけあいネット基金」を設置。基金への募金を常時呼びかけ、寄せられた真実を災害被災者の緊急支援や復興支援、さらには逆境にある人々の自立支援に充てている。今回のネパール大地震へも同基金の中からネパール連絡所へ も義援金を拠出する予定。