インドネシア
インドネシアでは、インドネシア人と日本人、国籍は違っても同じお道の信仰を求める教友が心を寄せ合う機会として、またインドネシア社会で天理教の心を 現す方法として支援活動を展開しています。主な活動の内容は井戸掘りで、すでにパマヌカン地区で多数の井戸を掘削、地域に贈呈しています。
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井戸掘り支援
インドネシア出張所と現地法人「天理・インドネシア福祉 財団」の活動は、主に手動式井戸の設置を中心に首都ジャカルタの東方約200キロメートルに位置する海岸地帯パマヌカン地域で行われています。インドネシ ア・ジャワ島の中でも特に生活用水の確保が困難な所とされ、また貧しい地域の一つとされているこのパマヌカン地域での活動は、「天理・インドネシア福祉 財団」の前理事長であるトニー氏が1992年に同地を訪れた時、現地の子供達から「一日コップ一杯の水しか親よりもらえない。」と言う切実な訴えを聞 き、個人で先 ず1基の井戸を村に寄贈したことに始まります。その後、同氏の呼びかけで次第にその支援活動の輪が広まり、現地はもとより日本国内の教友からの支援を得る ことが出来るようになり着実に、その成果をあげています。2002年までにすでに約80基の井戸を贈呈しています。
- 贈呈された井戸
- ここで洗濯をし、食器を洗い、トイレもこの川に作られている。井戸のない人はこの水を煮沸し、飲料水としている人もいる。
- 校舎修理前 パマヌカンにある小学校の一つ。庇が落ちないように棒で支えてあった校者の修理も行いました。
- 1992年に始められた井戸掘り支援。その頃の井戸が、今も住民の手で修理をされながら大切に使われている。 しかし、井戸も古くなり、今後はその修理にも力を入れていく予定です。 初期に掘られた井戸には、どういう訳か魚にちなんだ名前が付いています。
- 山梨教区は毎年、研修隊を派遣。井戸掘り活動の視察とインドネシアの子供たちとの交流などを行っている。 写真は、折り紙を教える隊員。