タイ

 微笑みの国とも呼ばれるタイでは、様々な支援活動が行われています。タイ出張所にはひのきしん部会という部門があ り、いろいろな活動を検討し、実行に移しています。中でも平 成2年から続くマハーサラカム僻地児童慰問は恒例行事となっています。それに加え、各直属の布教拠点がバンコク市内のホームレスやスラムへの慰問を行って います。

マハーサラカム僻地児童慰問

 マハーサラカムの僻地児童慰問は今年で11数回目を数え、一つの恒例行事になった感がしま す。

 初期の頃に巡回した学校の生徒で、その後教師になった人がいます。その方が「あの時の嬉しさは忘れません。」と同僚のお道の教師を通して伝えて下さいま した。

 私たちに出来るのは15円のノート一冊を児童生徒一人一人に手渡しすることだけです。これはおたすけである、ひのきしんである、日々親神様の守護を賜り 生きているその感謝の気持ちを表すのである、私が助けるのではなく親神様に貧しい子供達の助けを願う行いなのである。こうした主旨を理解する教友が増え て、慰問品が沢山集まるようになりました。また、現地の阪東大教会の教友が慰問巡回に以前よりもさらに大勢参加して下さるようになりました。皆清々しい気 持ちになると言います。

 14年前、南タイで大洪水による惨事があって、タイ教育省から支援の要請を受けたのがきっかけです。これを知ったよふぼくコウィット氏の要請で平成2年 からタイで最も貧しい東北タイの僻地児童慰問が始まりました。貧しい地域、貧しい人はいくらでも見られますが、きっかけというのはこうしたものです。あく までもこれを布教活動の一つとして位置づけており、その意図は「たすけ」の実践と同時に「たすけ」の心の発動を促すところにあります。そこから、慰問品・ 救援品の呼びかけ、仕分けのひのきしん、慰問巡回への参加、広報等々、関係する教友に多様な動きがもたらされました。人はたすけ合うようにできている、た すけ合うために生まれて来た、これがこの慰問活動を通してタイの教友に実感として伝わりつゝあります。

 ささやかな行動ですが、大切に、丁寧に扱い、続けて行きたいと考へています。

タイ出張所

子供たちの喜ぶ姿を見るのが楽しみ

校舎の前で

ノート一冊の喜び。表紙はタイ国王、裏表紙にはおふでさき

文具支援を行ったタイ東北地方の小学校。土曜日の昼下がり。

この地方の民家から外を撮る。

医療支援もなされた。

つとめて下さった皆さん。

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喉頭摘出者の食道発声訓練

「声」を取り戻す

 カルーン氏(タイ国喉頭摘出者教会)が中心となって、喉頭癌の手術を受け「声」を失った人たちが食道発声訓練を行なっています。再び話が出きるようになる 喜びは、どんなでしょうか。そして、普通に話せることは、どんなに素晴らしいことでしょう。

写真はタイ出張所を会場に、日本のNGOの協力で開催された発声訓練。

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天理高校生、バーントゥンルック小学校訪問

 研修の一環として、天理高校生がチェンマイにあるバーンパーンティー ン分校バーントゥンルック学校を訪問。文具、玩具などを寄贈し、交流会を行いました。これは大野氏(タイ心勇講)の協力で実施されました。


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